不思議の海のナディア

 

この作品元々は、スタジオジブリの「天空の城ラピュタ」と同じ一つの企画から始まった、兄弟というか双生児というか、ゴジラとビオランテのごとき
作品。

そのせいあってか設定にいくつかの類似点が見られるが、(冒険活劇の「ラピュタ」、SFの「ナディア」といったところか)

・・・そんなことはどうでもよい!

原作「海底二万里」からの要素を極端に少なくすることによって(せいぜい一部のネーミングくらい)自由に創作の翼をはためかせ、映像美、設定美

(意表を突く設定、華麗な造語などによる魅力のこと)に煌めきながら人間ドラマも忘れず、「科学万能への警鐘」と同時に「ディープエコロジーへの

(結局完全に人間が自然になりきることは出来ないと言う意味で)疑問」ももりこみ、それでいてなお未来への希望を表すことにより両者を突き抜け

ようとする意志。笑えてそれでいてしつこくない、過去の名作へのオマージュ。

 

GAINAX作品中、もっともバランスの取れた作品。完璧に近づいた、まさに名作と言えよう。

ちなみに筆者は随分子供の頃にこれを見た覚えがあるのだが、一番印象に残ったのはガーゴイルが初登場したとき。

「うわっ、凄い悪が現れたもんだ!」と思ったものである。なんというか、インテリというか賢そうというか、文化の香り漂う悪役というか・・・「こういうタイプの悪役もいるんだ」と。

おまけ。

「アトランティス」・・・あれはナディアの「ぱくり」だ。間違いなく。断言する。
・・・死ねや腐れアメリカン!

その後の歴史は・・・