ウルトラマン


昭和版
昭和版と言っても正確に区分するならウルトラQ〜ウルトラセブンまでの第一期と、帰ってきたウルトラマン〜ウルトラマンレオまでの第二期、80など第三期に分かれるが、正直なところを言ってしまうと、我が輩にはこの辺の作品をけなすことなど出来ない。
彼等は我が輩の幼少時代そのものであり、創作世界への最初の一歩であり・・・もう、愛しいもの、なのだ。
それは、第二期が第一期に比べきぐるみの質が落ちるとか、そういった話なら知っているし事実であるが、そんなことも気にならなくてもう、とにかく。
人間誰にしてもこういう「無条件なまでに愛おしい」作品は存在すると思う。しないのなら、それはよほど不幸な人間と言わざるを得ない。
ちなみに我が輩の特にお気に入りは、大らかで、純粋に面白くて、制作者の受け手への愛が感じられる初代ウルトラマン(怪獣と戦うんだけど、ぶっ殺すとか憎くて殺すとが虐殺するとかそういうのは無くて、怪獣たちも友であるような、世界自体が一つの大きな優しさに包まれた感覚)、噛めば噛むほど味が出る、高度なSFドラマ性をもつセブン(事実今でも続編が作られる、希有なウルトラマンである)、白黒画面と何とも言えないムード(特にあのオープニングの「貴方の目は貴方の体を離れ・・・」のナレーションと音楽!)が子供心にまるで不可思議な夢のように食い込んだウルトラQ、ヤプールの「子供にとって大変怖い作戦」がもうやたらと凄かったウルトラマンエース(特に第二十三話。妙な歌を歌う老人はともかく、深夜子供が緑色のフィルターのかかったような光景の中だんだん消えていく描写や、隊長の口から淡々と語られる寝室からいきなり消える子供そして「子供が消える、星が増える、又子供が消える、するとまた、星が増えるんだ」・・・あ〜〜〜っ駄目だ、今思い出しても寒気が、鳥肌がっ!)、か。

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