特撮SF解釈講座 凄い科学で守ります!・長谷川裕一

燃える解釈での二次創作を欠かせたら天下一(「クロスボーンガンダム」「逆襲のギガンティス」「超電磁大戦ビクトリーファイブ」)、独自のSF作品を書かせてもやはり天下一(日本SFでの権威ある星雲賞を取った「クロノアイズ」シリーズが白眉)の漫画家、長谷川裕一の「特撮」論。
それも日ごろはあまりこういう「解釈」ではその荒唐無稽さ・自由さゆえ目を向けられることの少ない「戦隊モノ」を中心とした作品である。(続編の「もっと凄い科学で〜」では、仮面ライダーやキカイダー、宇宙刑事にも言及)
重要なのはこの作品、作者も言っていることだが「SF解釈」であり、「科学考証」ではないということ。

「こう考えれば、こうありえる!」

をモットーに、「SFとしてどうなのか」という観点から特撮作品を読み解いていく。これが実に面白い。、知的興奮を字輪得る書物だ。
かのSFの祖ジューヌ=ヴェルヌが言った言葉で、こういうのがある。
「人間が想像しうるものは、すべて実現しうる」
その理念を正統に受け継ぐ書物である。

戻る