冥王計画ゼオライマー


はっきり言うなれば、これ、主敵は完全に逆転している話である。

だれがどう見ても、それぞれの苦悩や人間関係を抱えながら決死の戦いを挑む敵(であるはずの)八卦集の方に共感でき、冷酷な本性をむき出しにして圧倒的な力で必死の八卦集を容赦なく叩きつぶす主役ロボ「天のゼオライマー」の方が酷い奴に見える。

報われぬ恋心、姉妹の確執、己の容姿へのコンプレックス、身を焦がす野心、一途な想い、不器用な心のふれあい・・・それが全て、ゼオライマーの必殺技で塵と消えていく・・・
思わず見ていて、「や、やめろ、ああひでぇ、なんてことするだ!」と、時代劇の農民口調で嘆いてしまう。

ロボットアクションの出来は重厚そのもので、大変素晴らしい。

哀れな八卦集の運命に涙する話なんだろうな、これ・・・

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