まりんとメラン
「勇者王ガオガイガー」「ベターマン」と同じ監督で絵のタイプも同じ。
タイプ的には一見ガオガイガーあたりとは正反対のようにも思える。
突如空に幻影の如く現れた世界ブリガドーンと、地球がともに崩壊する「透過崩壊」が迫る中主人公の少女浅葱まりんはブリガドーンの生体兵器「モノマキア」に狙われるが、逆に彼女を守るモノマキア「メラン=ブルー」が現れる。この奇妙な「新しい家族」とともに、まりんは運命に挑んでいく・・・
という粗筋はストレートなのだが。
舞台は1969年。ゲートキーパーズなどでも舞台にされた、日本のベル・エポック。
しかし実際色々と当時にも当時なりに問題が在るわけで。それを絡め、実に精密に抉り出していく。人の憎悪、偏見、不信・・・ザンボット3でもこれほどではないぞ。
そして窮地に次ぐ窮地。メラン、昭和ガメラか己はというくらい大量出血の流血戦だし、まりんも何ども精神的肉体的ともにギリギリまで追い詰められる。
実に重苦しく胃が痛い話だ。しかも毎回やばいところで切るから続き気になってしょうがないし。
しかしよく考えたらこういう「耐える主人公」という展開は昔のドラマとかスポ根とかにもあるので、案外これは時代にマッチしているのかもしれず。
そして何より、それを超えたところにこの物語はある。どんなに苦しくても希望が無くても、手を取り合おうと足掻き歩み続ける命の輝き。
それは、苦しみを超えた故に、美しい。
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