あとがき?対談作者対ガメラ
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「っは〜、終わったー・・・」
パソコンの前でぐったりする作者。
「まだ終わっちゃいないそ」
不意に後ろから声がかかる。
「何奴!!」
がばっ、と勢いよく振り返る作者。そこにいたのは、・・・ガメラ。
「まだあとがきが残っているでしょ?」
「げはっ。そうだった!」
素直に慌てる作者に、呆れるガメラ。
「あのさ、驚かないの?あたしが『此処にいる』ことに」
「大雑把なお前が言うこととも思えないな。我が輩は変人だから気にしないのだ。
丁度いいし、お前との対談であとがき埋めるぞ。インタビューせい。」
「・・・はあ。」
「じゃ聞くけど、ギロネムに来たきっかけは?」
「いい質問だ。特撮関係のホームページを検索していたら、「ギロンがテーマ」というのが目に付いてね、
面白そうだからここに来たのが始まりだ。」
「で、怪獣ギャルを見て、これを使ったら面白い話が出きるかも、と?」
「ん。」
「その時点からこの筋立ては決まっていたの?」
「いや、実は最初はスポ根ギャグのつもりだったんだよ。」
「はあ?」
「一寸未来、パワードスーツを着て戦う格闘技が大流行。
それで弱小ジムのガメラが頑張ってチャンピオンへの道をよじ登っていく、ってなのを考えていたんだが・・・」
「・・・うーん、それでもよかったような・・・」
「ただ、我が輩はスポ根なんぞ書いたことなくてな。すぐに今のアイディアに変更」
「結局ファンタジーも書いたこと無かったじゃないか!」
「それは初めてから気が付いた。だからもう苦労して苦労して・・・」
「・・・特にしんどかったのは?」
「全部!」
「・・・おいおい・・・」
「そして特に重大な質問。やる!っていってから何であんなに時間かかったの?」
「う!」
「どして?」
「いや、実はこれかくまえに別の所である漫画の小説を書いていたんだけどさ。
書いてる途中でその漫画、最終回になりそうになってきたんだよ。」
「で?」
「その漫画・・・我が輩にとっては物凄く重要で・・・
創作を始めるきっかけにもなった、とにかく凄いお気に入りで・・・さ。
もう、「自分なりの最終回」を書くんだ!って燃えて燃えて・・・・・・
気が付いたら最高傑作と言っていい出来になっちゃって。
「その作品の次」ってことなもんで、なんか書き出しにくくて・・・」
「それで気が付いたらたじまさんが引退してたわけね。」
「う、うるさい!とにかく完結したではないか!」
「ほんと、長かったけど・・・ね。」
ここまで話したところで、作者とガメラは息もぴったりにカメラ目線になった。
「ま、こんなところでこの作品に対する疑問は解けたかな?」
「こんな問題作品、これしきで疑問は消えないと思うけど?」
「うるさいガメラ!とにかく、今度こそ本当に終わりですが、
ご質問があったら(感想でも)ギロネムの掲示板へどうぞ!」
「それでは」
「さようなら!」
おしまい