スクライド
スクライド。
それは道の物語である。人の道、男の道、女の道。様々な道を歩む人々の、そしてそれぞれの道の交差の物語である。
・・・冒頭からイキナリ断言口調ですまないが、この例えは自分でもかなり的を得ているのではないかと思うぞ。
カズマ、かなみ、君島、寺田あやせ、ジグマール、劉鳳、瓜核、桐生水守、シェリス、ストレイト=クーガー、橘あすか・・・
それぞれのキャラクターたちが時に生き様を貫き、相互に影響を与え合いながら生きていく。そのさまの物語だ。この物語は2クール、全二十六話だが十三話・十四話を境に明確な二部構成をなしていると見ていいと思うが、前半はカズマの、後半はカズマと劉鳳の物語・・・と見ることが出来る。いやむしろ後半は、前半部においてカズマが示した荒々しく直情的だがそれゆえに逞しくまっとうな生き様(やたらけんかを売ってしまうが、その割同居人の女の子が熱を出したら、敵であるHOLDの部隊を襲って、つまり自らを危険にさらしてでも薬を取ってこようとする、ような)に影響されたものたちの物語である、と。
そして、その群像の生き様は実に・・・いい。
男達は粋でいなせ、女達は必死で健気・・・
時に挫折し、苦しみ。
時に喜び、楽しみ。
時に激情し、怒り。
試練を超え、使命を自覚し。
愛し、戦い、死に、生きる。
それはまさに、人生だったのだ。